リューベック・ホルステン門と塩倉庫

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リューベック ホルステン門ホルステン門
リューベック中央駅から旧市街へ向かうと,まず目に入ってくるのがリューベックの象徴,ホルステン門である。威風堂々たる姿が往時の繁栄ぶりを物語る。ホルステン門は1464〜78年に建造された。門を中心につくられた堡塁が旧市街を取り囲み,都市を強固に守っていた。

門の前に立ち見上げると,正面上部に金字でラテン語が刻まれているのに気付く。CONCORDIA DOMI FORIS PAX,「内は団結,外には平和を」という意味である。

ホルステン門は横から見るとやや西側に傾いている。これはもともと地盤が弱かった上に,防衛上の理由から西側の壁をより厚く(3.5m)造ったためである。

現在,内部は歴史博物館として使用されている。

リューベック 塩倉庫塩倉庫
ホルステン門を通り抜けると,トラーヴェ川沿いにレンガ造りの古い建物が見えてくる。かつて塩を保管していた倉庫で,16〜18世紀に建てられた。

ここに保管された塩はもともとリューネブルクで生産され,ラウエンブルクを経てリューベックまで運ばれた。バルト海の塩分濃度は薄く,塩の生産に適していなかったため,わざわざリューネブルクから岩塩を取り寄せる必要があったのである。このルートは現在,「塩街道」と呼ばれている。

塩はハンザの重要商品であり,高値で取引された。バルト海でとれたニシンを塩漬けにして長期保存するために塩が不可欠だった。ヨーロッパ各地への塩漬けニシンの輸出により,リューベックは莫大な利益をあげた。ニシンが重宝されたのは,カトリックでは復活祭前の四旬節に肉を口にすることを禁じられていたためである。

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