リューベック・船員組合の家と聖霊養老院

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リューベック   船員組合の家 Schiffergesellschaft
聖ヤコビ教会の向かいにかつて船員組合により利用されていた建物がある。リューベックの古い家並のなかでもとりわけ美しいレンガ造りの建物である。建物正面に立つふたつの門柱はゴットランド島で切り出された石灰石からつくられている。

建物内部は現在,魚料理を中心に提供する北ドイツ料理のレストランとして使用されている。店内は帆船模型や船具で飾られ,趣向を凝らした内装である。料理のお供にはリューベックの名物赤ワイン「ロートシュポン」がおすすめ。ハンザ商人は商品の塩を船でフランスへ運び,帰りに樽にボルドー産赤ワインを入れて持ち帰った。長い旅路とケラーでの保存によって熟成されたロートシュポンは本場ボルドーワインより美味になったという。

階段状の破風飾り
北ドイツのハンザ都市では,船員組合の家のように破風が階段状に装飾された建物がしばしば見られる。そのほとんどが14〜17世紀頃のものである。破風を装飾することで,建物を大きく見せ所有者の威厳を示す効果があった。
バロック期には渦巻状の装飾が好まれるなど,破風飾りには建設された時代の建築様式が反映されている。

ハンザ商人街
リューベックの目抜き通りブライテ通りの左手にのびる通りのMengstraße, Beckergrube, Fischergrubeでかつてのハンザ商人の館を見ることができる。とくに,Mengstraßeは有力商人の館がたち並ぶ一角であった。

リューベック  聖霊養老院 Heiligen-Geist-Hospital
リューベックのハンザ商人は,商業から得られた潤沢な資金により福祉施設を建設した。それは,施設利用者の救済のみならず,金儲けにあけくれる商人たち自身の,死後の魂の救いをも意味したからである。その好例が船員組合の家のほど近くにある聖霊養老院である。この施設は救貧院と病院を兼ねていた。
リューベック救貧院といえば,16世紀にフッガー家がアウクスブルクに設立したものが有名だが,リューベックの聖霊養老院は早くも1280年につくられており,ヨーロッパでもっとも古い救貧院のひとつである。

建物内部では壁にフレスコ画が描かれたホールと小さく仕切られた小部屋を見ることができる。


クリスマスの時期には,期間限定で手工芸品のマーケットが開催され,毎年人気を博している。

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