【ハンブルクの建物】チリハウス Chilehaus

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チリハウスチリハウスは東側の角が船首のような形をしたユニークな建物である。北ドイツ表現主義を代表する建築家フリッツ・ヘーガーの設計により1922〜1924年に建てられた。「チリハウス」の名はチリ硝石の輸入により財をなした海運王が建築主であったことに由来している。


チリハウスはKontorhausと呼ばれる建築の一種で,このような建築は19世紀末頃から北ドイツの港湾都市を中心に見られるようになった。巨大な建物にいくつもの商社が入る,いわばオフィスビルである。
かつて商人屋敷と倉庫は同一の建物内にあったが,貿易量が増え港湾が拡大したことで,倉庫は港の近くの倉庫街,事務所はKontorhausに切り離されるようになった。

各階の部屋の仕切りは最初から決められていたわけではなく,そこに入る商社の数や必要に応じて,後から壁を加えることで自由に決められた点を特徴とする。


チリハウスの周辺には,SprinkenhofやMeßberghofのような大きなKontorhausが集まっている。
チリハウスは現在,ユネスコ世界遺産に登録申請中である。

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