ブレーメン・マルクト広場の市庁舎とローラント像

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ブレーメンのマルクト広場の市庁舎とローラント像は2004年に世界遺産に登録された。ブレーメン市民が誇る,自由ハンザ都市ブレーメンの象徴である。第二次世界大戦中,市民たちは市庁舎とローラント像に囲いを作り戦火から守り抜いた。

ブレーメンの市庁舎市庁舎
ブレーメンの市庁舎はレンガと壮麗な装飾が特徴的である。その歴史は古く,もっとも古い部分は1405年から1409年に建設されており,北ドイツによく見られるレンガ造りゴシック様式の代表的な建築物とされている。マルクト広場側から見えるファザード部分は16世紀末から17世紀初頭にかけてヴェーザー・ルネッサンス様式で作り上げられた。

市庁舎内部の大会議場は木造の螺旋階段や天井から吊り下げられた大型の帆船模型が目を引く。ここでは年一回,16世紀から続くブレーメンの伝統的行事「シャファーマール」が行われる。シャファーマールはブレーメンの商人と船乗りが,海で命を落とした船員の家族にお金を援助する目的で始めたという。現在では,格式のある伝統行事として受け継がれ,ここに招待されることはとても名誉なこととされるようになった。今でも招待客からの寄付金は船員の未亡人のためなどに使われている。

市庁舎地下のラーツケラーもまた1405年から続いており,ドイツの数々の名ワインが貯蔵されている。とくに,ドイツ国内でもっとも古い1653年製リューデスハイム産のワインを貯蔵していることで知らている。ラーツケラーのレストランでは,アーチ型の天井,大きなワイン樽,壁画などを眺めながらドイツワインとドイツ料理を楽しめる。

市庁舎内部はガイドツアーで見学することができる。内部見学はツーリストインフォメーション,電話,インターネットで予約可能。
詳細: ブレーメン市庁舎公式サイト (ドイツ語・英語)

ブレーメンのローラント像ローラント像
ローラント像は,『ローランの歌』で知られる中世叙事詩に登場する伝説の騎士ローラン(ドイツ語でローラント)を象った石像である。ドイツではローラントは都市の自治・独立の象徴とされ,とくに北ドイツで人気があり,中世には多くの都市の広場にローラント像が建てられた。

ブレーメンのローラント像はもともとは木造だったという。しかし1366年,商業によって力をつけたブレーメン商人らと対立した大司教が,自治の象徴であるローラント像を焼き払ってしまった。そのため二度と焼かれることのないように,今度は石のローラント像が1404年に再建された。ローラント像が聖ペトリ大聖堂の方角をまっすぐに見据えているのは,大司教の権力に対抗する都市の権利を表現するためである。ローラント像が手に持つ盾には,中世低地ドイツ語で「我,民に示したるは自由なり」と刻まれている。

この像がブレーメンの街を見守り続ける限り,その自由と独立は守られると伝えられてきた。そのため,この像が倒壊したときにすぐに取り換えられるように,市庁舎の地下に第二のローラント像が保管されていると言われている。
ブレーメン マルクト広場
聖ペトリ大聖堂の塔からマルクト広場を一望できる

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