5月28,29日,ハンブルク港湾地区で現在開発が進行中の「ハーフェンシティ」で,コンサートハウス「エルプフィルハーモニー」の上棟式が行われた。
設計はスイス人建築家ユニットのヘルツォーグ&ド・ムーロン。彼らは北京オリンピックのメインスタジアム(通称「鳥の巣」)を設計した著名な建築家である。
音響設計は日本人の豊田泰久氏が担当している。豊田氏もまた著名な音響デザイナーで,サントリーホールやウォルト・ディズニー・コンサートホールを手掛けた。
「エルベフィルハーモニー」は近未来的なデザインで話題を集めている。もともとコーヒー豆を保管していた赤レンガ倉庫を利用して,その上にガラス張りのコンサートホールとホテルが建てられる。
完成予定は2012年。ニューヨーク,ロンドンに次ぐ音楽都市・ハンブルクの新たなランドマークとなるだろう。
2010-06-02
