聖ニコライ教会(跡) St.Nikolai Kirche

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ブルガリア人アーティストGeorgi 'Chapa' Chapkanovによる金属製のイコン船乗りと商人の守護聖人 聖ニコラウス
聖ニコライ教会は聖人ニコラウスから名をとった教会である。聖ニコラウスはサンタクロースのもととなったことで知られるが,船乗りと商人の守護聖人でもある。
そのため,海運の盛んなオランダやベルギーのフランドル地方,北ドイツの港町では,聖ニコラウスの名を冠する教会がよくみられる。
ハンブルクでは,商工業が著しく発展した12世紀,多くの商人手工業者の居住地として生まれ新市街に,聖ニコライ教会は建てられた。
神聖ローマ皇帝フリードリヒ・バルバロッサの特許状によりハンブルク港が開港したとされるのも,この世紀である。


建造当時の聖ニコライ教会価値あるネオ・ゴシック様式の教会建築
もともとは北ドイツ特有のレンガ造りゴシック様式の教会だったが,1842年の大火事ののち,当時の流行であったネオ・ゴシック様式の建築に建て直された。
147.3mの尖塔は,完成当初は世界一の高さの建造物であった。今でも教会建築のなかではドイツで3番目,世界で5番目の高さを誇っている。
しかし第二次世界大戦時,その高さのため空爆の標的とされ,著しい損傷を被った。
破損の程度から修復の可能性はあったが,聖ミヒャエル教会が戦後すぐに建て直されたのに対して,聖ニコライ教会は廃墟のまま残された。
聖ミヒャエル教会のようにハンブルクの重要な象徴とはみなされていなかったこともあり,戦後の余裕のない時代には聖ニコライ教会まで手が回らなかったのだ。
そもそもこの地域は当時すでに居住者が少なくなっていたため,「新」ニコライ教会が別の場所(Harvestehude地区)に建設されることとなった。


聖ニコライ教会廃墟戦争の悲劇を忘れないために
廃墟のまま残された聖ニコライ教会は,現在では広島の原爆ドームのように,戦争の悲惨さを後世に伝える役割を担っている。
地下の展示室では,第二次世界大戦の際に爆撃された当時の街の写真などを見ることができる。(展示室料金:2ユーロ)


展望室からの眺め
ハンブルクには他にも展望室をもつ塔がいくつかあるが,ここの展望室からはアルスター湖を背にした市庁舎の素晴らしい眺望を楽しむことができる。
また,倉庫街やハンブルク港,ハンブルクの最先端地区であるハーフェンシティの眺めもよい。
75.3mの高さの展望室まではエレベーターで昇降が可能だ。
エレベーター利用料:3ユーロ(ハンブルクカード提示で割引)

市庁舎とアルスター湖
聖ニコライ教会展望室からの眺め

カリヨンの音色
毎週火曜日の12時から,塔に取り付けられたカリヨンの生演奏が行われる。
(4月〜10月はそれに加えて17:00〜も演奏される)
そのほか,自動演奏により8〜20時の15分ごとにカリヨンの音色を聴くことができる。
URL:
http://glockenspiel-hamburg.de/nikolai.htm


Information
アクセス:U3 Rödingsmarkt駅 / S1またはS2 Stadthausbrücke駅
※市庁舎からは徒歩で約5分程度
Willy-Brandt-Straße 60, 20457 Hamburg

聖ニコライ教会の尖塔と新緑聖ニコライ教会入口聖ニコライ教会の柱頭


その他の教会
聖ミヒャエル教会聖ペトリ教会 / 聖ヤコビ教会 / 聖カタリーネン教会


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